Sagasokka! 公共図書館版_導入活用事例01

導入した経緯は？

ICT化を進めて利用者の利便性を高めるため、大人だけでなく、こども向けのデータベースを積極的に探していました。そのタイミングで「Sagasokka!公共図書館版」（以下、「Sagasokka!」）のサービスリリースがあり、導入にいたりました。もともと前身のサービス「ポプラディアネット」（※）を導入していた縁もありました。

※ポプラ社が2006年~2022年の間提供してきたサービス。現在その後継として、調べ学習応援サービス「Sagasokka!」「Sagasokka!公共図書館版」を展開しています

こどもたち目線の環境づくり。1階の児童図書エリアに「Sagasokka!」を設置

参考書やレファレンスブックを排架している4階にデータベース席を設けているので、以前はこどもたちがデータベースを使うときにも大人同様4階まで上がってデータベース席を予約する手順が必要で、利用回数が伸び悩んでいました。そこで「Sagasokka!」を導入する際には、1階の児童図書エリアに専用のタブレット端末を置き、こどもたちが気軽に「Sagasokka!」へ触れられるよう工夫をしました。こどもたちが自由につかえる（※）環境を整えたこともあって、利用回数は伸びています。

※「Sagasokka!公共図書館版」は、IDやパスワードを入力せずにつかえる固定IPアドレス認証型で提供しています

小学3～6年生向けの体験型イベント。「クイズでわかる！「Sagasokka!」講座」を開催

「Sagasokka!」の使い方・活用方法などをこどもたちに知ってもらい利用者の学習活動を支援すること、また、「Sagasokka!」を活用することで関連する資料への関心へと繋げ、図書館の利用を促進することを目的として、夏休み期間の2日間で「クイズでわかる！「Sagasokka!」講座」を開催しました。

以下のような、”こどもたちの興味を引き、次のアクションに繋がる工夫”をしたことで、結果的に「Sagasokka!」の利用増加へと結びついたのではと考えています。

体験型のイベントとして開催　
実際にタブレットに触ることができる体験型のイベントにした
飛び込みの参加者もOK
事前申込制で開催したが「飛び込み参加OK！」として、こどもたちが気軽に参加できる雰囲気を作った

本（百科事典）とオンライン百科事典の違いを説明
本（百科事典）である「総合百科事典ポプラディア」を実際に見せながら、オンライン百科事典である「Sagasokka!」との違いがわかるように説明をした
情報リテラシーの重要性を説明
インターネット上に情報があふれる中で、信用性の高いオンラインデータベースを使う意義とともに、情報リテラシーの重要性にも触れた
クイズに挑戦
クイズ（ポプラ社提供／図書館向け活用キット）に挑戦してもらい、解説とともに便利な機能を紹介した
おみやげに「もっと！クイズ集」を渡す
イベント終了後、おみやげとして活用促進ツール「もっと！クイズ集」（ポプラ社提供／図書館向け活用キット）を渡した
「もっと！クイズ集」の回答を持参した子に、解答集をプレゼント
後日、サービスデスクへ「もっと！クイズ集」の回答を持参したこどもたちには、解答集（ポプラ社提供／図書館向け活用キット）と、図書館で用意したプレゼントを渡した

小牧市中央図書館

2021年3月27日オープン。市民からのニーズをつかむため、市民ワークショップやタウンミーティング、中高生が参加したスクールミーティングなど、複数回にわたって丁寧に市民の声を聞き、建設に活かした。また、利用者の利便性の向上を目指したICT化を進め、自動貸出機、自動返却機、予約本コーナー、座席予約システムなど建設当時の最新システムを導入。多様な座席を配置した自由空間、各階が連続的に繋がる4層の吹抜空間など、それぞれの目的に応じて自由に過ごす利用者の様子が同時に垣間見え、多様性に富んだ居場所を演出している。このようなことが総合的に評価され、「グッドデザイン賞2021」を受賞した。

小牧市中央図書館

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